ドラゴンボールの絵は上手いですか?
知恵袋を眺めてたら、ワンピースvsドラゴンボールの論争、
ちょくちょく巻き起こってますね。
「画力は圧倒的にDB勝利」てな意見もよく見ますが、
技術的に見て、そんなに高いレベルなんですか?
ちょい首をひねりたくなったんで、質問します…
「面白いから」「自分は好き」とかいらないです、
単純に『絵のレベルは高いか』の客観的な意見が欲しいです。
ワンピース、ドラゴンボール、
別にどっちのファンでもないので!
ただ、ワンピースは、細かいし、おまけページなんかのデッサン見て「やっぱ上手いんだな」と思う反面、
ドラゴンボールは絵が単調で、上手いと思ったことがないので。
他の方の、あくまで客観的な意見が聞いてみたいです。
何をもって「画力」を判断するかによって評価が異なるかもしれませんね。
私はジャンルはまったく違えど同業の端くれ者ですが、鳥山先生の絵は私の思う「画力」で言うとかなりハイレベルです。ちなみに私の考える画力というのは、デッサン力だけでなくデフォルメやデザイン・色彩・構図や配置・のセンスも含めた漫画としての画力です。
デッサン力については、ドラゴンボールを読むだけでは分かりづらいかもしれません。私も子供の頃はドラゴンボールの後半部分でしか原作絵を知らず、絵柄そのものに魅力は感じても「上手い」とは感じた事はありませんでした。(もし自分が初期のドラゴンボールやDr.スランプを知っている世代だったら、子供心にも上手いという認識があったかもしれません。)
しかし自分がこの仕事を始めるようになってふと改めて鳥山先生の作品や画集を見てみたんですが、その画力(センス含む)の高さに本当に驚きました。オリジナルの絵をそこそこ以上描ける人から見ると、彼の巧さは一層光って見えるのではないかと思います。
絵を描かない人から見てもデッサン力があることが一番分かりやすいのは、画集を見てみることかなぁと思います。彼が単なる漫画絵ではなく「デザイン」を学んできたこともハッキリと見てとれる作画がたくさんあります。
そもそもあれだけ独自性(オリジナリティ)のあるデフォルメ絵をバランス良く描くためには、基本的なデッサン力がないと無理です。骨や筋肉の付き方、どの関節を曲げれば服のしわがどういう流れになるかなど理解していないと、ああいうきちんとしたデフォルメ絵は描けません。極端に言うと、Dr.スランプによく出てくるうんちくん。あの一見誰もが簡単に真似できそうなキャラクター絵も、まぁ模写だけなら誰でもできるでしょうが、デッサンの基礎とセンスの両方を持つ人が描いたというのは手足の描き方や全体のバランスから見てとれます。
ワンピースの尾田先生も、極端に特徴を誇張したデフォルメ絵柄のせいか、たまに「下手」という意見を目にすることがありますが、質問者さんのおっしゃる通りリアルタッチのカットなどを見ると「やっぱり上手い」というのが感じ取れますね。
鳥山先生は最低限の描き込みでも、キャラクターの動作などが非常にわかりやすく(見やすく)、かつ勢いや迫力、力強さなど、魅せたい部分を絞ってきちんと表現されていると思います。尾田先生と比較してどうこう言うのは主観(好み)が混ざっているものも多く、そのまま肯定はしがたい意見もよく見るのでそれらの意見とは区別して見て頂きたいのですが……鳥山先生の画力を単純に評価するならば、「レベル、高いです。」
個人の好みでしょ。
甘党の人が「カレーは辛い料理だからまずい」
辛党の人が「ハニーブレッドは甘い料理だからまずい」
と主観丸出しで意見しても、万人を納得させることはできません。
鳥山さんの絵ってすごく単純ですけど、すごく見やすいんですよ。逆に尾田さんの絵はごちゃごちゃしすげて汚い。とくに女性が細すぎて気持ち悪い。
どっちもトーンを使わないで線で勝負してますから、どっちもハイレベルだと思います。
個人的なワンピースとDBの評価になってしまうのですが
ワンピースは、人がリアル。威厳のある人だったら下から見上げる形で描いて、元気な子だったら全体を動きのある感じで描いて・・・と、キャラを強調するのが上手いかと思います。
あと、普段のコマではあんまり感じないですが、戦闘シーンの描き方は上手い。遠近法使ってリアルに描いてると思います。
ただ、コマ割はあまり上手いとは思いません。
DBは、なんでしょう・・・。
ワンピースほど線がないので、単調に見えるかもしれませんね。
逆に単調な線で、迫力ある戦闘シーンが描けるのはすごいことですよね。
あと、キャラの個性が強い。人間でないキャラがすごい上手いと思いますね。
コマ割はだんぜんDBの方が上手いですし。
なんかマンガらしいマンガなんだと思います。
個人的感想・・・どちらもうまい(特に動物は)
個人的にはワンピースのデッサンはへたくそです。下からなのか正面なのかが分かりづらいです。
ドラゴンボールはトーンを使用しないであそこまで表現できるのはすごいと思います。
絵が現在の主流でないのでパット見はワンピースのほうがきれいに見えるかも。
絵自体は汚いですが漫☆画太郎はかなりうまいです。
かなりの差で鳥山。鳥山明より上手いとなると大友克洋以外思いつかない。彼らには革命があったしね。アシスタントの数も鳥山先生は一人だったらしいしね。
上手いですよ!
スピード感があるというか。。
上手いですよ!ただあー言う絵は 一見上手いようにみえますが、実は手塚治虫のような丸っこい絵の方が実際に描くとなると難しいらしいですよ。
・手塚治虫「ちょっと上手すぎるよね」「彼は僕の後継者」
・荒木飛呂彦「鳥山先生の絵は、漫画家からするとちょっとした発明のようなもの」
・井上雄彦「鳥山先生の絵は漫画家からすると魅力的すぎるんですよね。マネしたくなる気持ちもわかります」
・冨樫義博「嫉妬するほど上手い」
・いしかわじゅん「漫画としての絵という意味で言えば、鳥山以上に上手い漫画家はいない」
・夏目房ノ介「漫画界には大友・鳥山以前と大友・鳥山以後が存在する」
・尾田栄一郎「神様。ディズニーより上手い」
・小林よしのり「デフォルメが上手い漫画家は、わし以外には鳥山明くらいかな」
・真島ヒロ「鳥山先生みたいに絵が上手くなりたいです」
・ジョージ・ルーカス「彼のイラストを見た時は驚いたよ。素晴らしい。本当に日本人が描いた絵なのかと思った」
・ジェームズ・キャメロン「鳥山明のファンなんだ。彼の絵を見るとワクワクするんだ」
・シド・ミード「鳥山のセンスは素晴らしい。世界中探してもこれだけのデフォルメセンスを持つイラストレーターはいない」
・トッド・マクファーレン「鳥山の何が一番凄いのかと言えば、あの色彩センスと画材選択の素晴らしさだ」
・ エミネム「ドラゴンボールの作者に俺のアルバムジャケットを手がけてほしい」
・アンソニー・キーディス(レッド・ホット・チリ・ペッパーズのVO)
「日本に言った時に欲しかったドラゴンボールの画集を買ったんだ。満員電車にも乗りたかった」
・鳥嶋和彦(元ジャンプ編集長)
「彼の絵に関して「基本的な絵の勉強を漫画ではなく、デザイン画などから学んでいるため、バランス感覚が優れている」
「トーンを使わないので、白と黒のバランスを取るのが非常に上手い」
「背景などを描かなくても画面が持つだけの構成力とデッサン力を持っている」
鳥山明はデザイン会社に勤めていたため、他のプロとは基本が違うようです。
こんにちは。
絵のうまさといっても基準がいろいろなんですねー
他の回答を読んでいて勉強になりました。
私はどちらも選べませんね。
ドラゴンボールは悟空が小さかった頃のあたりは、森の中や道、町の描写がすごくきれいだなと思いながら読んでいました。悟空が大人になってからは人がいない場所での戦闘シーンが多くなってきたので。
鳥山先生の人物の描き方は私はちょっと世代でないので、その時代のはやりの感じ、と捉えています。
あ、天下一武道会の会場の描写も好きです。
尾田先生は動物の絵にすごく惹かれます。よく扉にも色々な動物が出てきますが、よくこんなにたくさんの種類の動物をキャラクター化できるなあと思います。あと建物や地面が崩れるシーンとかも見ていて気持ちいいです。人物に関しては初期の頃からだいぶ絵が変わってきているので(どの漫画家さんも変わりますけども)コメントしづらいですが、ルフィの伸ばした腕のアップとか「近いものは線を太くしている」という尾田先生のコメントを見てからすごくしっくりくるようになりました。
動くものは自分で描くという尾田先生の信念が、尾田先生の画力の表れだと思います。
画力だけなら鳥山さんと尾田さんでは比べ物になりません。
細かいところまで書き込んでいるのは尾田さんですが、「巧さ」を比べれば遥かに鳥山さんのほうが上だと思います。
ストーリーの中身が無いドラゴンボールがなぜヒットしたかといえば、やはり画力がずば抜けているからでしょう。キャラデザインのレベルも鳥山さんが大きく上回っていますしね。
ワンピースの作者、尾田栄一郎との対談より。
尾田:天下一武道会でランファンっていたの、おぼえてます?
鳥山:お~、いたいた!
尾田:「おぼえてます?」って聞くのも編だけれど、色んなキャラ、忘れていらっしゃるみたいだから(笑)
で、ランファンが服、脱いだじゃないですか。あのときのワキが、すっげえ上手かったんですよ。
ぼく、こんなにちゃんとワキ描くひと、はじめてだと思いましたもん。
ワキばっかり描いてましたね、あのころのぼくは。
あと桃白白(タオパイパイ)の手ですね。
鳥山:タオパイパイ…?ちょっとビミョーなキャラになってきたぞ。
尾田:エ~!?桃白白なんて、めちゃくちゃメジャーなキャラじゃないんですかぁ。
鳥山:おさげのヤツ?
尾田:そうそう、殺し屋ですよ柱飛ばして、自分で乗っていくヤツです。
鳥山:あ~描いた描いた。
尾田:動かさなきゃならないとなると一大事ですもんね。
そうそう、ドラゴンボールでピラフ一味が合体するメカに乗ってたじゃないですか?
鳥山:????
尾田:乗ってたんです。あれ。3つのメカが合体して感動したんですよ!
すげーって。で、2体でくっつくとダチョウ型になるんですよね。
鳥山:へ~。乗り物?
尾田:うん。
鳥山:ロボット?
尾田:うん。
鳥山:あ~、描いたような気がする。
典型的な天才型と努力型ですね。アシスタントも鳥山先生は1人。尾田先生は7人以上見たいですよ。
わたしは現代っ子なので、尾田先生のほうが画力は高いと思っています。
漫画で鳥山先生の作品は読んだことがないのですが、漫画家のなかでは超絶な上手さだとききます。
とすると、比べるというのは両者に失礼なのではないでしょうか。
今の漫画家の中で、
最高水準のポップアートが鳥山絵と聞いたことがあります。
漫画家さんらの意見によると、鳥山絵は神業だそうです。
絵を詳しく知らない人の手にかかると、
デスノートのような写実的な絵こそが、うまさの基準になりやすいそうです。
しかし、漫画とはデフォルメ(省略)こそが醍醐味、
という認識が漫画界では根強くあります。
徹底的に書き込むのではなく、線を減らしても同じような印象を保てるか、
という感じです。
それと、コントラスト。物の配置、人物の立ち居地、遠近感、
そういうのも漫画家の能力としては重要です。
これも鳥山さんは超絶的にうまいと言われています。
ただ、あまりにもポップアートがうますぎる人のデメリットとして、
それが一般人には伝わりにくいという問題があるみたいです。
自分でも練習したら描けそう、みたいな。
そんなとこですかね。
鳥山明の絵は今の人から見ると古い絵でしょうが物凄く高いレベルですよ。
今受ける絵はどっちだと言えば尾田先生ですし、絵のレベルもワンピ初期からは
飛躍的に向上していますが、鳥山フォロワーの域は出ていないと思います。
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